ウズベキスタン シルクロードの旅 サマルカンド⑦
2018年 09月 24日
サマルカンド観光の続きです。
次に向かったのは「レギスタン広場」
ここは、モンゴル来襲によりアフラシャブの丘から移動したサマルカンドの商業の中心地でした。
ここには3つの建物があります。(左手・中央・右手)
まずは左手から「ウルグベグ・メドレセ」
天文学者であったウルグベグが作った神学校。
精巧な青いタイルの模様が美しく、ここでもただただため息・・。
天文学者だからか・・模様から、青く澄み渡る空や、きらめく星をイメージ出来ます。
中央は「ティラカリ・メドレセ」
青いドームの下には礼拝所があり、一面が金箔で飾られています。
眩しいぐらい華やかに輝いていました。
右手は「シェルドル・メドレセ」
入り口のアーチには子鹿を追うライオンが描かれています。
本来イスラムの文様は、その教義に基づいて偶像崇拝をタブーとしています。
その禁を破り、ライオンがデザインされているのは、とても珍しいそうです。
これらの建物の中に入ると、神学校だった部屋にお土産やさんが並んでいます。
珍しくタイルやさんがあったので入店!
お土産のタイルが壁に並びます。
めちゃ可愛い♡どれにしようか・・悩みます。
ここでは、タイルを焼いて模様を作るまで完成の手順を教えてもらいました。
タイルの模様作りは、とても緻密で手が込んでいる作業であることを知りました。
この巨大な建物の壁一面に貼り付けられたタイル、当時の人々の労力と美意識の高さに敬意を払います!
迷った末、お土産にタイルを1枚。
ちょうどタイルやさんの入り口にある模様と同じに作ってあるタイルにしました。
同じ模様だとわかるように、外の壁にお土産のタイルをかけて写真撮影が出来ました。
え?世界遺産の壁に釘打っていいの?と素朴な疑問・・(笑)
ちなみにここではこんなタイルもありました。
これを見せると、友人たちは皆がっかりしますが・・。
ウズベキスタンへの日本人観光客は増えているそうですが、イッテQが放映されたことも一因だそうです。
メディアの力は大きいってことですね。
そして次に訪ねたのは「ビビハニム・モスク」
かつてイスラムの世界で最大規模を誇ったモスクだそうです。
巨大すぎた構造の上に、建築を急ぎ過ぎた事もあり、崩壊が進んだらしいです。
ティムール帝国の最後の運命を物語っているようでした。
こうして、イスラムの世界の名だたる美しい都市として残った遺跡群、素晴らしい建造物群の見学は終わりました。
いつ何度見てもきっと見飽きることのない美しさだと思います。
「イスラムの宝石」「サマルカンド・ブルー」謎めいた言葉の響きとともに、胸に残りました。
そして、庶民が集う「ショブ・バザール」へ行きました。
生鮮食料品などが並ぶ市場です。
ドライフルーツやナッツが山ほど売っています。
めちゃくちゃ安い!
私の記憶が間違っていなければ、杏100gで70円ぐらいでした。
ここでも試食し放題。
めずらしかったのは、メロンのドライフルーツ。
ひも状になったものを結ったり巻いたりして売っています。
試食しましたが、とにかく甘い!
メロンの中にレーズンなどが入っているものもありました。
見た目もオシャレです♪
最後の立ち寄り場所は、サマルカンドはワインの産地でもあるので、
サマルカンドのワインをティスティングできる施設へ。
ワインの歴史などのが学べる博物館が併設されており、
なんと10種類ものワイン、デザートワイン、コニャック、薬膳酒などをテイスティング出来ました。
いかにも毎日ウォッカを飲んでそうなロシア人ぽいおじさまが、
「ここでのルールは全て飲み干すこと」なんてジョークを言いながら、ワインの説明をしてくれました。
飲み比べた結果、美味しいと思ったのは、断然デザートワインでした。
甘みが奥深く、とろんとしています♡
デザートワインってただ甘いだけで美味しいと思っていませんでしたが、
サマルカンドのデザートワインは一味違っていました。
最後にワインを頂いて、旅の疲れも癒されて、上機嫌になって1日を終えました(笑)
ウズベキスタンの旅、続きます
by coucouatable
| 2018-09-24 08:59
| 旅行
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